父のこと
今日、4月12日は父の命日です。
亡くなってからもう9年。 父が眠るお墓はまだ雪の中で もう少し待たないと会いに行けないので 父のことを偲んで… 父を想い出して真っ先に浮かぶのは 私が幼稚園に通っていた頃のことです。 野外に行くはずだった遠足が雨天のため…だったか 元々、工場見学の予定だったのかは忘れたけれど ある日、幼稚園で某乳製品メーカーの工場に行きました。 一通り見学が終わって みんなのお楽しみは、アイスの試食! そして、いよいよそのアイスの入った箱が みんなの目の前に! …そのアイスの箱を持ってきたのが その乳製品メーカーで働いていた、私の父でした。 大興奮の私の様子 きっと想像できると思います。 時は経って、私が4年生?だったかな。 とにかく字が下手だった私を見かねて なんと父が 交換日記をすると言い出しました。 今でも納戸の奥の『思い出ダンボール』 …に入っていると思うけれど その頃買っていた“りぼん”の付録のノートを使って 父との交換日記が始まりました。 私…− 今日は友達と野球をしました。 − 父…− それはソフトボールじゃないですか? − ** 私…− ・・・・が、ちょっとおもしろかった。− 父…− ちょっと は 漢字で 一寸 と書きます。− 私…− 一寸… 。 一寸… 。 だから一寸… 。 − 父…− “一寸” の使いすぎ! − 今思うと、仕事から帰って疲れているのに 拙い私の日記を読んで ちゃんと返事を書いてくれました。 しまってあるノートは、私の宝物です。 * * * * 9年前。 父は、脳幹にできた動脈瘤がしだいに大きくなり 呼吸の中枢を圧迫することによる 呼吸不全で亡くなりました。 その頃、帯広にいた私は 姉からの電話で父の容態を知り、 ごまを連れて東京に行きました。 東京に行ってから一週間 自宅で寝ている父は 言葉を無くしてしまっていたけれど 声をかけると手を握り返してくれました。 病院での最期。 姉と、りーちゃん、ごま…私も みんなで歌いました。 「♪このごろはやりのおんなのこ〜!」… 父の心拍は歌声にしっかり反応してくれました。 ちゃんと聞こえていたのだと思います。 とにかく頑固なくせに 娘がお風呂に入っていたらその辺をうろうろしてみたり(笑) 私がごまの頃には 「お父さん、嫌い!」だったかもしれないけれど もう少し長生きしてもらって 親になって分かる父の良さをしみじみ感じながら 親孝行したかったな。 今日は、父が最後食べた『でこぽん』を買ってこよう。 そして 雪が溶けたら、父のお墓に行って 「ま〜ったくもう!ごまが言うことを聞かなくてねぇぇ〜!」って 愚痴ろう。 |
||





